弁護士紹介

普段から頼れる中小企業診断士、
重要な場面で頼れる弁護士を目指して。

ご挨拶

私は、2つの国家ライセンス(弁護士×中小企業診断士)を活かした、中小企業法務&経営サポート業務を提供しております。とりわけ、弁護士と中小企業診断士、それぞれのスキルやノウハウを横断的に活かすことが出来る、会社の内部紛争(経営紛争・支配権争い)やトラブル型事業承継の支援を得意としております。

会社の内部紛争(経営紛争・支配権争い)やトラブル型事業承継には、以下の特徴があります。

  • ・会社の命運を大きく左右する
  • ・会社の存続上、避けては通れない問題である(事業承継含む)

内部紛争(経営紛争・支配権争い)は、いわばその会社の「お家騒動」であり、一度発生すると、会社の命運を大きく左右する紛争に発展することはいうまでもありません。その解決には、株主権確認訴訟・株主総会決議取消訴訟・職務執行停止等仮処分など、個々の状況に応じた裁判を適時適切に講じる必要があります。支援に際しては、当然ながら、会社法に対する確かな知識と内部紛争に対する豊かな実務経験が求められます。

トラブル型事業承継も同様で、時には対立しあう利害関係が複雑に絡み合うため、いわば、内科治療(日常法務や経営相談)と外科治療(訴訟や仮処分、債務整理など)の両方を見据えた対応が必要になります。トラブル対処を専門としない他の専門家(税理士、会計士、中小企業診断士、社会保険労務士等)や支援機関(商工会議所その他公的機関、金融機関等)では対処しにくいのが現実です。

一度発生した会社の内部紛争やトラブル型事業承継の解決には、専門的な知識やスキルが要求されるのは当然ですが、一方で、一人の経営者だけで半永続的にその会社を経営していくのは不可能で、会社の内部紛争もトラブル型事業承継も、会社が長く存続していく上で、避けにくい問題であるという現実があります。
近年では、下記の図の通り、交替しない経営陣の高齢化が進んでおり、事業承継は社会問題化しております。

中小企業の経営者年齢の分布(年代別)

将来的に発生し得る内部紛争やトラブル型の事業承継に適切に対処するには、事後的な対処療法だけではなく、株式譲渡契約書をきちんと交わしておく、共同経営が決裂した場合の株の処遇を予め決めておく、顕在化しつつある創業者や雇われ社長との対立に備えて証拠を備えていく、といった予防法務や日常法務も非常に大切になります。

親族や共同経営者から株式を譲り受けた際にきちんとした株式譲渡契約書を揃えていなかったがために、いざ内部紛争(経営紛争)やトラブル型の事業承継が表面化したときに会社の実権を巡って大きな争いに発展する会社、共同経営解消の場面を想定した法的スキームを構築していなかったがために、関係解消もままならないまま動きが取れなくなった企業、など、十分な事前準備をしていなかったために、会社の経営に深刻な傷跡を残したケースを目の当たりにしてきました。

役員や株主であれば、内部紛争(経営紛争・支配権争い)やトラブル型の事業承継は誰でも起こり得る問題であり、実りある解決を図るためには、普段の取り組みといざ問題が発生した場合の両面で、経験豊かな専門家が関与しサポートしていくことが大切です。

「普段から頼れる中小企業診断士」
「重要な場面で頼れる弁護士」

内部紛争や事業承継という重要な問題を乗り越えて、会社が長く存続していくために、そのようにありたいと私は考えております。

弁護士/中小企業診断士 中村 真二

3つの特徴

当職はこれまでに、数多くの経営紛争・内部紛争案件を取り扱って参りました。

経営紛争・内部紛争を解決するためには、必要に応じて税理士などの様々な専門家と連携しながら対応をさせていただくことがございます。

これまでに、大阪アスベスト弁護団・カネボウ白斑被害弁護団など、大規模集団事件を中心に、被害者救済問題・人権問題に取り組んでいます。被害者救済問題・人権問題に取り組むことは、私が弁護士を志した動機の一つであり、バランス感覚を忘れない弁護士でありたいと考えております。

経歴

  • 1979年生まれ福岡県出身
  • 2004年京都大学法学部卒
  • 2007年新世綜合法律事務所入所
  • 2010年~2015年天空法律事務所
  • 2016年~新世綜合法律事務所復帰
  • 2018年~大阪府事業承継ネットワーク登録専門家
  • 2018年~大阪弁護士会中小企業支援センター部会(事業承継特別PT)
  • 2018年~事業承継研究会
  • 2019年~中小企業診断士登録
  • 2019年~事業承継・M&Aエキスパート(一般社団法人金融財政事情研究会)認定

所属・活動

大阪弁護士会所属、大阪弁護士会中小企業支援センター部会(事業承継特別PT)、大阪アスベスト弁護団所属カネボウ美白化粧品白斑被害救済大阪弁護団欠陥住宅関西ネット所属京都大学熊野寮同窓会(同釜会)発起人、吹田市人権擁護委員、大阪府中小企業診断協会、EGおおさか5期卒業生(平成30度大阪府地域経済コンシェルジュ養成研修修了)

書籍・執筆

・「弁護士の顔が見える 中小企業法律相談ガイド」(第一法規、共同執筆)

・月刊『企業実務』内記事『改正会社法の施行で、中小企業に求められる対応を確認しよう』(株式会社日本実業出版社、2021年3月25日(木)発刊)

・「ファミリービジネスは日本を救う 中小企業の運営・承継における理論と実務」(株式会社清文社、2023年4月13日(木)発刊)

講演・セミナー等

・2019年6月:プレゼン「弁護士×中小企業診断士の役割~事業承継&内部紛争問題編~」(関西ネットワークシステム第65回定例会)

・2020年2月:事業承継セミナー「トラブルになる事業承継とは」(東大阪商工会議所)

・2021年5月:シンポジウム(パネリスト)「コロナウィルス禍での事業承継・スモールM&Aの最前線」(大阪弁護士会・近畿財務局共催)

主な取扱分野

その他刑事事件、民事事件(交通事故、離婚・離縁、建築紛争、遺産・相続、成年後見、消費者保護、等)

会社関係 株主権確認請求訴訟、株主総会・取締役会の指導・立会、株主総会無効・不存在確認訴訟、株主総会取消訴訟、契約書作成指導(秘密保持契約書、業務提携契約書、取引基本契約書等)、職務執行等停止の仮処分申立、名義書換請求訴訟、労務指導、等
債権回収
(保全含む)
代金支払請求訴訟(原告、被告共)、不動産執行、債権執行、処分禁止仮処分申立、詐害行為取消訴訟、証拠保全申立、等
会社再建・破産 (法人)建設業者、清掃業者、製造業者の破産申立、(個人)破産申立(管財事案、同時廃止事案)、特定調停申立、個人再生申立、民事再生申立、等
不動産 明渡し訴訟、敷金(保証金)返還請求訴訟(家主側、店子側共)、賃料増減額訴訟(家主側、店子側共)、移転登記・抹消登記手続請求訴訟、等

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