会社の内部紛争(経営紛争)においては、会社の株式の保有数(保有割合)が非常に重要な意義を有しております。会社法上、会社は基本的には株主の所有であり、重要な意思決定のほとんどは、過半数の株式を保有する株主によって決められる […]
取締役は、法律上、会社と利益が衝突する取引をすることができません。その中でも特に重要なものが、競業避止義務と利益相反取引についての規制です。これを知らないと、取締役は思わぬところで多大な賠償責任を負うことがありますので、 […]
Q. 取締役会議事録を作成しない場合、具体的にどのような場面で不都合が生じるのでしょうか? A. 実際に問題となり得る場面は、下記のような場合です。 1.取締役会議事録が、重要な意義を有してくる場面は、主に会社に損害(や […]
Q. 社長が独断で自己株式処分を進め、B社と業務提携を目論んでいます。株主の私と弟は阻止したいのですが、手立てはありますか。 私は不動産会社Aの株主です。 A社は、30年前に私と兄と弟の3人で設立し、元々、兄が6000株 […]
Q.不動産業者です。社長が、愛人へのマンション購入費用のために、会社の不動産に抵当権を設定して、金融機関から融資を得ようとしています。社長の行動を止める法的手段はないでしょうか。 当社は、1980年創業の大阪府内の不動産 […]
Q.取締役の任期について 法律で決まっているのでしょうか?それとも会社が自由にきめることはできますか? 大阪にて株式会社を経営している者です。取締役の任期については、法律で決まっているのでしょうか。それとも、会社が自由に […]
今回は、取締役の職務執行停止の被保全権利を中心に解説します。取締役の職務執行停止の仮処分の被保全権利の内容は、前回解説しましたように、以下の様な取締役の地位にかかる訴訟の請求権となります。 ①株主総会の取締役選任決議の不 […]