内部紛争案件の分類と法律相談事例について(一問一答式)前編
2.現経営陣(現取締役)対旧経営陣(旧取締役)
「現経営陣対旧経営陣」の場合でも、内部紛争案件になるのですか。
役員を退任されたからといって、必ずしも会社に関わる紛争や法律関係から全て解放されるわけではありません。
実際の相談や案件でも、例えば、「取締役を退任したのに、会社が抹消登記手続をしてくれない。」「退任した取締役から退職金の請求をされている。」など、ご依頼される方または相手方が旧経営陣の場合の相談・案件は良くあります。
「現経営陣対旧経営陣」の場合に多い、主な相談事例を教えてください。
- 1.役員報酬問題(退職金問題含む)
- 2.競業避止義務問題(主に退職後のもの)
- 3.役員退任後の後任が決まらない場合の諸問題
- 4.損害賠償問題
色々な相談・案件がありますが、上記3つの相談・案件が比較的多いです。
(「内部紛争案件の分類と法律相談事例について 後編」はこちら)
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