取締役は、法律上、会社と利益が衝突する取引をすることができません。その中でも特に重要なものが、競業避止義務と利益相反取引についての規制です。これを知らないと、取締役は思わぬところで多大な賠償責任を負うことがありますので、 […]
取締役の職務執行の仮処分における保全の必要性とは 仮処分が認められるには、「被保全権利」の他に、「保全の必要性」が要件として求められます。被保全権利については前回詳しく説明しましたので、今回は「保全の必要性」に焦点を合わ […]
(「株式と相続①」はこちら) 私は、1960年創業の大阪府内の卸売業を営む会社の代表取締役を務めている者です。経営者向けの電話・メールでの法律相談をしていただけるということでこの度相談させていただきます。当社は、発行済み […]
(前回の記事:「取締役の責任〜競業避止義務〜」) では、どのような場合に競業取引となるか、引続き具体的に検討してみましょう。 ア:製パン会社が工場設置予定地として購入することを予定している土地を、取締役が自己又は第三者の […]
取締役が明らかに会社にとって不利益な取引を行なっているときや、法律違反の行為をしている、またはしようとしている場合は、訴訟による対応では間に合わず、かといって取締役会による解職手続や、株主総会による解任決議といった社内手 […]
会社に内部紛争が生じた場合、そもそも、会社の株主は一体誰であるのかが関係者間で争いになることがよくあります。 それが裁判にまで発展した場合は、株主としての権利を主張する者とそれを争う者との間で株主権確認請求訴訟が係属する […]
Q.大阪市で不動産会社を営む会社です。株主総会を開く際、具体的にどのような事項を株主総会で決めていかなければならないでしょうか? A.株主総会で決議する必要のある事項は、会社法規定の法定決議事項です。 1.株主総会の法定 […]
Q.株式会社を設立する場合、小規模な会社でも取締役会を設置しなければならないのでしょうか。 A.小規模な会社であれば、非公開会社で、大会社でない会社となると考えられますので、取締役会の設置は任意です。 取締役会を設置する […]
Q.不動産業者です。社長が、愛人へのマンション購入費用のために、会社の不動産に抵当権を設定して、金融機関から融資を得ようとしています。社長の行動を止める法的手段はないでしょうか。 当社は、1980年創業の大阪府内の不動産 […]
Q.取締役の任期について 法律で決まっているのでしょうか?それとも会社が自由にきめることはできますか? 大阪にて株式会社を経営している者です。取締役の任期については、法律で決まっているのでしょうか。それとも、会社が自由に […]