こやまゆかり先生の人気漫画「やんごとなき一族」に、こんな場面があります。主人公一族の長男・明人さんが、自分の株券(父親に預けていたもの)を金庫から持ち出し、銀行に質権設定して融資を受ける。ところが返済が滞り、銀行はその株 […]
中小企業の経営紛争の現場では、夫婦や兄弟姉妹、あるいは創業者と後継者といった、もともと近しい関係にある株主・役員の間で内紛が生じ、最終的に株主総会で取締役が解任される、という展開を目にすることが少なくありません。 そうし […]
第1 はじめに 中小企業や同族会社(以下「閉鎖会社」といいます。)では、株主が死亡したり、経営陣との関係が悪化したりした場合に、少数株主が保有する株式の処分を契機に、大きな紛争に発展することがあります。 定款で株式の譲渡 […]
1.少数株主が取り得る法的手段③~売主追加の議案変更請求権~ 少数株主が取り得る法的手段の1つとして,売主追加の議案変更請求権というものがあります(会社法160条3項)。 ややマイナーな請求権ですが,行使できる場合は,処 […]
1.非上場株式の買取業者の台頭 非上場株式が、敵対する少数株主によって、非上場株式の買取業者に売却・譲渡されて、買取業者から株式譲渡承認請求(取得承認請求)等をされ、その結果、会社が譲渡された株式を指定買取人や自社株等に […]
1. はじめに 会社法上、株式会社(以下、単に「会社」と言います。)は、株主名簿を作成する義務を負い(会社法121条柱書)、作成した株主名簿を本店に備え置く義務を負います(同法125条1項)。 株主名簿作成義務や株主名簿 […]
1.少数株主が取り得る法的手段②~会計帳簿等の閲覧謄写請求~ 少数株主が取り得る次の法的手段の1つとして,会計帳簿又はこれに関する資料(以下「会計帳簿等」といいます。)の閲覧謄写請求権というものがあります(会社法433条 […]
1.少数株主が取り得る法的手段~はじめに~「会社は株主のもの(所有)である。」 2000年代半ば、ライブドアによるニッポン放送の株式買収問題や、「村上ファンド」による「物言う株主」の台頭などをきっかけに、「会社はだれのも […]
1.株主総会における委任状の会社法上の位置付けとその実質的意義 (1) 会社法310条1項本文は、「株主は、代理人によってその議決権を行使することができる。この場合においては、当該株主又は代理人は、代理権を証明する書面を […]
会社法の109条1項に、「株式会社は、株主を、その有する株式の内容及び数に応じて、平等に取り扱わなければならない」という「株主平等原則」の規定があります。平成17年改正前商法においても株主平等原則は認められていましたが、 […]